エピオン1000 MRC ティアラ ix
(BARNEYS NEWYORK MODEL)


まず、このカメラは特別なモデルである。写真の通り正面にはBARNEYS NEWYORKの文字が。ニューヨーク発のセレクトショップだ。
良くわからないが限定モデルでこのお店で売られていたようである。
私はこのお店の高級度について良くわからないが、のカメラのチタンの表面に彫られた文字が気に入って購入した。
このお店で購入したものではなく、新宿の中古ショップである。ピカピカの新品同様のグレードである。
オリジナルのこのカメラは富士フイルムが作った高級APSコンパクトカメラである。この当時の高級コンパクトカメラは10万円を
はるかに超えるカメラがたくさん存在したが、このカメラは定価50,000円。しかし、少しも手を抜いていない。
50,000円とは思えないほどの作りである。手に持った感じはタバコの箱より小さくズッシリと重い。
表面積は最新式の携帯よりずっと小さい。
閉じた状態からスライドさせると、ストロボがあがりレンズが飛び出す。このメカニズムはTIARAと同じメーカーとすぐに分かる。
オールチタンで出来たボディは遥かに高級感がある年期の入ったカメラマニアでさえ満足させる。
このカメラで35mmのフイルム版がでたらどんなに魅力的かと思う。しかし、その場合はTIARA Titanと勝手に想像してしまう。
今、この中古カメラショップをくまなく回ってもまずこのカメラに出会うことがない。生産台数が少なかったのか、
人気がありすぎて中古に出てこないのかと考えてしまう。
とにかく、もっているだけで満足である。BARNEYS NEWYORKモデルでない普通も手に入れたいと思う。
デジタルコンパクトカメラの普及によりフイルムコンパクトが貴重品になった最近、ますます手に入れることが楽しくなった。