MINOLTA TC-1



このカメラの発売は1996年3月。始めて見たのは大型カメラ店に貼られた発売予告ポスター。最初は完全円形絞り、また絞りがf3.5f,5.6,f8,f16と四種類しか選べない。特にf11がないのはびっくりした。また、価格が148,000円と当時欲しかったニコン28tiより高いのが印象的だった。このカメラを手にしたのは、発売からかなり時間がたった2001年の12月だった。かなり小さいボディだか、手に持つとズッシリと重い。作りは最高に良い。明らかに高級品という感じが漂う。カタログを見ると一つ一つ職人が手作りしているらしい。
ファインダーは、素晴らしい。情報も多いし見易さは最高
だ。スイッチ類は使いやすい。あくまでも押すだけで写る
ようには作られていない。気になる点はシャッターを押し
たときの作動音。どのタイミングでシャッターが降りたか
つかみづらい。ただし、フイルムを入れていない時は、わ
かりやすい。
絞りはその通り、円形。レンズを覗くとなんだかうれしい。繰り出したレンズは触るとかなりガッチリしている。びくとも動かない。こういう精度の高さが高いカメラらしい。
露出補正がしやすく、リバーサルフイルムをいれても使いやすい。レンズは周辺の光量不足はかなり目立つ。f11に絞ってもかなり出る。このレンズの特徴としてうまく利用したい。
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